ラベルシリーズ第4回目は、メルローです。
日本でも多く栽培されているメルローですが、柔らかく滑らかなタンニンが特徴で、口当たりが非常に滑らかです。中等度からフルボディのワインを生み出すことが多く、その構造はしっかりしていますが、攻撃的ではありません。
そんなメルローのイメージは「武家の娘」です。
武家の娘はしばしば良質な教育を受け、文学や書道、茶道、華道などの伝統的な芸術に精通しているとされます。また家族の伝統や名誉を重んじるとされ、家族や家系の名声を守る役割を担うことが多いです。歴史的には、武家の娘たちは家族間の同盟や政略結婚において重要な役割を果たすこともありました。礼儀正しく、落ち着いた振る舞いが期待されます。
伝統と格式を重んじる中でも、親しみやすい味わいとブレンドにも使われる品種という事で「武家の娘」というイメージでしょうか。
小林ワインのメルローはまだ若木ですので、これから武家の娘に成長していく過程ですが、今しか味わえないメルローを楽しんでみてはいかがでしょうか?