最近、宮崎も寒さを感じるようになってきました。時期的に忘年会シーズンではありますが、温かい我が家での家呑みも楽しみの一つです。
これから不定期に家呑みでのワインと料理を合わせるペアリングについてご紹介していきたいと思います。
第一弾として、「ん・ダモシタン」シリーズのマスカットベーリーA。
マスカットベーリーAは、2013年にOIV(Office International de la vigne et du vin 国際ブドウ・ワイン機構)に品種登録された、日本を代表する黒ブドウ品種です。日本で開発された品種なので、和食に合うワインの代表となっています。
小林ワインのスタートもマスカットベーリーAから始まりました。
小林市内で生食用として造られていたマスカットベーリーAの農園を引き継いだところからの栽培ですので当初は生食用として生産していました。ワインを醸造するにあたり地元小林市の食材に合ったワインを造ろうという事で、日本食に合うワインーマスカットベーリーAが自家醸造ワインの第一号となったわけです。
以前より、小林ワインに合う料理として、なだ万赤坂ジパングの支配人兼シニアソムリエの横尾正樹氏(現在は帝国ホテル内の日本料理 東京なだ万の支配人兼シニアソムリエ)にテイスティングしていただき、ペアリングをご提案いただいておりました。その中でマスカットベーリーA赤に合う料理「肉じゃが」とのペアリングをご紹介します。
実際に肉じゃがを作って(もらって)「ん・ダモシタン」マスカットベーリーAと一緒に食べたところ、肉じゃがの醤油ベースの出汁の効いた味わいとマスカット・ベーリーAのやさしい味わいが相性抜群でした。特に牛の薄切り肉や出汁がよくしみ込んだシイタケや厚揚げと相性抜群で、ワインを飲むピッチが上がりました(^^;) シイタケの香りとマスカット・ベーリーAの甘い果実香も絶妙にマッチします。マスカットベーリーAは渋みがほとんどないため、食材本来の香りや味わいをしっかり楽しめるような料理との相性が抜群だそうです。